どんぐり組(年少)が線路の方まで電車を見に行きました。
運転士さん、子どもたちに気づいて「ポー!!」と汽笛を鳴らしてくれるので
みんな大喜びです。このスポット、電車だけではなく牛も見ることができるお得な場所です。
帰る途中、ある看板を見て「ひでき先生(園長)いた!」とニコニコのみんな。
えっ?!これ?『立入禁止』って…
何をしているかというと田植えの準備です。
園庭の土に水を入れて田んぼづくり。泥の中に足を入れると…
「ころんじゃいそう」「あれ、足がぬけない!」「長靴が脱げる~」
そんなトラブルを経験してみて解決策を考えます。
「こうすれば転ばないでやれるよ」「この形でやるといいよ」「つま先からあがれば足がぬけやすいよ」
ちょっと苦労しても体験から知ることは子どもの心に深く残るはずです。
「生命の不思議さや尊さに気づき身近な動植物への接し方を考え、命あるものとしていたわり、大切にする気持ちをもってかかわるようになる」
これ、すべての保育所の保育の基本となる考え方や内容が書いてある『保育所保育指針』に載っている文章です。
うちの園、できれば子どもたちには見たり聞いたりするだけでなく、できるのなら直接体験させてあげたい…そう思っているところがあり
今年で3年目になりますが酪農学園大学のご協力で、この春産まれた子羊をお預かりさせてもらい、期間限定ですが飼育させてもらっています。
今年も園庭の桜が散るのと入れ替わるように、子羊たちがやってきました。
羊に触れるとその温かさを感じ、その温かさから「命」を感覚的に感じることができるような気がします。
今年も羊たちとの出会いが子どもたちに何をもたらしてくれるかな。ワクワクする日々がはじまりました。
園庭にて、「おてつだいしたーい!」「ぼくもやるー!」「わたしもー!」
遊んでいた年長さんがどんどん集まりバケツで土運びリレーが始まりました。
さあ、これから何が始まるのかな?
5月5日はこどもの日
そして74年前 「児童憲章」が制定された日
日本が戦争に負けたあと 子どもたちが幸福に
暮らしていけるように 定められました
いつ どこに産まれても すべての子どもたちは
守られ 愛される存在であってほしい
入園・進級から約1カ月、子どもたちにとって新しい環境が少しずつ安心できるものになってきているように感じています。
日差しの暖かさ、土や草花のにおいに春を感じたり、新しいお友だちや先生との出会いがあったり
雪がとけていくように緊張がとけてその子らしさが芽吹いてきています。
こどもも大人も自然も…春の真っ只中です。